早朝の普通列車

E127と電車線のオタクがぼやく

四国旅行 2nd Day

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徳島の朝。朝日が眩しく照らします。

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普通 鳴門行 徳島7:30→鳴門8:09

最初に短い方から潰そうと鳴門線を取材。通勤通学時間帯とモロ被りしてしまったため、地元高校生が大量に乗っていました。

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池谷でキハ40の増結と行き違い。あっち乗りたかったなあ。結局四国のキハ40には乗らずじまいでした。

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終着鳴門に到着。鳴門駅では窓口営業が5月くらいに終わると聞いたので何かしら切符を買おうかと思いましたが、駅舎も撮ってたら時間がなくなってしまったので諦め。

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普通 徳島行 鳴門8:14→徳島9:03

同じ列車で折り返し、鳴門を後にします。

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高徳線との分岐点である池谷駅で少々停車すると言うことで、一旦下車してみることに。

ポケットから勢い余って出てきてしまったバースデーきっぷがドア前の床に落ちて肝を冷やしました。もう少し位置がずれていたら線路へ真っ逆さまでした。池谷はカーブホームなので尚更。

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鳴門線ホーム(鳴門方)

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高徳線ホーム(高松方)

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徳島方

お馴染み、屋根なし陸橋からホームを観察。「人」の字のように2路線が分かれていくのが分かります。高徳線は単線なので、4つの線路がある池谷の分岐も少し忙しく、安全側線含めると徳島方だけで5つもの分岐が備わっています。

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駅舎

駅舎は「人」の股間部分にあります。どちらのホームにも同じくらいの所要時間で移動できる、公平性の高い位置ですね。

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おそらく国鉄時代からあるのりば案内

白バックに黒文字で変な飾りのない、「読めればそれでいい」感満載のサイン。とてもシンプルなものですが、趣を感じられますね。

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池谷の観察を終え、終着徳島。

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前面扉を開けるとミャンマー国鉄みたいになるキハ40

次なる列車のため、お隣4番線へ移動。点検中のキハ40を激写します。

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ここで地元の名を見ることになるとは

回送として停車していた1000形の銘板を見ると、「新潟鉄工所」の文字(現・新潟トランシス)。数多くの単行キハの製造を担っていますが、この車両もそのうちの一つのようです。

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普通 阿波海南行 徳島9:30→阿波海南11:38

次に乗る列車が回送の後ろに待機中。四国さんはこの停め方がお好きなようで。

ここからおよそ2時間の長丁場。牟岐線の特急は朝夕にしか走っていないようなので普通列車で我慢しなければならない。初めての乗車なので退屈はしませんでしたが、徳島まで戻るときはどうなってしまうのかと往路の時点でヒヤヒヤ。クロスシートを備えている1500形で移動できることは幸運でしたね。

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桑野ー新野

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由岐ー木岐

この二つの区間、駅名の語感が三江線で言う「信木ー所木」に似てる。

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牟岐線の名前の由来、牟岐駅に到着。ここで乗務員が交代します。

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終着・阿波海南に到着。とても長かった。

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ここ阿波海南駅無人棒線駅。車止めはあるものの、おおよそ終着駅という風貌ではありません。

それもそのはず、去年10月まではここからさらに一駅先の海部駅まで線路がつながっており、海部駅阿佐海岸鉄道との乗換駅でもありました。しかし、阿佐海岸鉄道DMVを導入することが決定し、阿波海南駅付近から乗り入ることとなったため、阿波海南~海部の区間阿佐海岸鉄道のものとなり、牟岐線の終着が一つ手前になったのでした。

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嘗て牟岐線だった線路

現在、DMVの導入に向けた準備工事が着々と進んでおり、停目らしきものも見受けられます。作業員を乗せた軌陸車が行ったり来たりしていました。

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阿佐海岸鉄道代行バス 阿波海南11:50→甲浦12:20

この工事により、去年10月から阿佐海岸鉄道は運休しており、甲浦までの大黒屋光太夫バスが運行されています。列車に乗れないのは少し残念ですが、工事が終わるまでの特別運行と考えれば楽しいもんですね。

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閉鎖中の海部駅

こちらが以前の牟岐線終着駅・海部駅。キハが2編成乗り入れる地方の路線で高架の2面2線構造という、割とエモい感じの構造をしています。井原鉄道とか智頭急行とかの、そんな感じ。

奥にちらっとトンネルが見えていますが、あれは、開通当時こそ山があったものの、今はなくなり、トンネルだけが孤立している状態のようです。この写真を撮ったときの私はそんなことには気づいていません。

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美しい

代行バスの車窓からは海が見えてきました。おそらく列車の方に乗っているとここまで接近して海を見ることはできないと思うので、運休期間中だからこそ見える景色になります。

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終着の甲浦駅だけ高知県にあるため、途中で県境を跨ぎます。

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内湾にある漁村。これもまた良い景色。

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終着の甲浦に到着。バスを降りる際、バースデーきっぷがちゃんと使えるかドキドキしましたが、無事使えたので一安心。

私以外の乗客は全員室戸岬を目指していたようで、ここでバスを乗り継ぎ、ポンチョで室戸の方へと向かっていきました。対して私は、滞在時間が一時間もないため、特にやることもなく甲浦駅周辺で放置プレイとなりました。

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甲浦駅

阿佐東線はここで終着となりますが、単純に何でこんなところで終着なんだと疑問を持ちました。その答えは路線名にもあるとおり、もともと徳島と高知を室戸経由で結ぶつもりだったそうです。阿佐東線もあるならばもちろん阿佐西線もあり、現在の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線がそれに該当するようです。もし全通していれば阿佐鉄もくろ鉄のごめん・なはり線という名称も存在してなかったのでしょうか。

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駅名標

地上から辛うじて駅名標が見えました。どうやら高知県最東端の駅のようです。駅名のフォントも創英角ポップ体と他の鉄道ではあまり見ないデザインをしています。とはいえこのフォントも視認性で言えばバカにはできませんね。

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駅から先に伸びるスロープ

甲浦駅の方はすでに工事が終わっているのか、作業員や工事車両の様子は見受けられませんでした。線路を走ってきたDMVはこのスロープを降りて再び道路へと出て行くのでしょう。

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いろいろな「甲浦駅」の標識・表示・看板

せっかくなので少し歩いて、太平洋を見に行くことにしました。

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この日は快晴、おおよそ3月とは思えない温暖ぶり。この地域ではこれが普通なのでしょうか。私からすると考えられないですね。

この晴れっぷりにテンションが上がりつつ、明日は雨だという憂鬱感を併せ持ちながら海岸を後にします。

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道中ですれ違ったバス

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それはそうとってなんだよ

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甲浦駅の仮駅舎、駅ノート、スタンプ。ここで少し爪痕を残したところで、徳島へ戻るお時間となりました。

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阿佐海岸鉄道代行バス 甲浦13:15→阿波海南13:45

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普通 徳島行 阿波海南14:08→徳島16:11

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阿南で数分停車

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終着・徳島

行きはゆっくりしすぎたため、帰りはダイジェストでお送りしました。

ここからは、予定では徳島線普通列車に乗って阿波池田を目指す予定でしたが、疲れてきたのと、ちょうど良い時間に特急があるということで、普通を見送ることに。

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しばらく時間が空いたため、駅前でバスを撮るなどして過ごしました。

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特急剣山 阿波池田行 徳島18:00→阿波池田19:17

「特急剣山、見参!w」というダジャレを思いつきましたが、「剣山」は「けんざん」ではなく「つるぎさん」と読むことをこの場で知ったので、こちらもやはりIQ2ばりのダジャレなのでした。

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キハ185系車内

このキハ185系は、四国で唯一現役の国鉄型特急。東の方の185系は引退してしまいましたが、こちらはまだまだ現役。とはいえ、新型特急の導入が進む中、近いうちに消えるのは間違いなさそうです。

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いろいろ撮影

途中の検札にて、バースデーカードを頂きました。前日のうずしおで一枚もらったので、これで2枚目。見ず知らずの人から誕生日をお祝いされるって不思議な気持ちですね。

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終着

外もだんだんと暗くなり、阿波池田に着いた頃にはすっかり夜となりました。今度徳島線に乗るときは、今度こそ普通で乗り通しをしようと思います(未来の自分に丸投げ)

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特急南風・しまんと 高知行 阿波池田19:35→高知20:50

本日の最終目的地である高知を目指します。

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難読駅名として有名な大歩危

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大杉が…

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多すぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

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終着高知。この駅だけ、JR四国の中でもトップクラスで自動放送が充実しています。

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桟橋通五丁目行 高知駅前→はりまや橋

最後、宿までとさでん交通を利用。また四国行くときは乗り潰したい。

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停車する電車

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謝罪する電車

私くらいの存在になると安全地帯へ向かう横断歩道の信号が赤信号で電車に乗れなかったことを電車自ら申し訳なく思われるようになっちゃうんですよね。

という感じで、徳島回はこれにて閉幕。次回は高知回となります。私を中心とした半径100km圏内は常時、いやせめて旅行中は晴れるようになってほしいです。

 

つづく